体の中から「アンチエイジング」最新ワード【運動】
即効で抗老化ホルモン分泌に働きかける、力強い手段。脳の若返りにも役立つ!
<筋肉ホルモン>
-ホルモンを分泌するのは脳や臓器だけじゃない!運動で筋肉からもホルモンが出る
今まで、筋トレをすると「脳」から成長ホルモンが分泌され、筋肉が増強したり、脂肪燃焼が促されたりと、体の引き締めに効果が表れるといわれてきた。さらに近年になって、運動をすると使った筋肉そのものから、「マイオカイン」という、ホルモン様物質が分泌されることが明らかになった。鬱に対しての予防効果や、エネルギー消費アップが報告されている。「マイオカインを分泌させるには、10分間のジョギングで充分だといわれています」(青木先生)
そもそも…筋トレすると成長ホルモンが出るという、その理由
ダンベルやチューブトレーニングのような、筋肉に負荷をかける運動を行うと、脳から成長ホルモンが分泌される。これは、運動によって発生した乳酸(疲労物質)を除去し、傷ついた筋肉を修復・再生するための、体に備わっている働き。加圧トレーニングは、この働きを応用している。
<脳トレウォーキング>
-筋肉や骨を使うことで、脳の働きUP。1日6000歩以上が理想
ウォーキングは、筋肉や骨をまんべんなく使う全身運動。動かすことで全身の活性が高まり、各種のホルモン分泌も盛んになる。その結果、脳(海馬)の神経細胞の増殖も盛んになり、記憶力などがアップする効果が認められている。「適度な運動は、活性酸素を除去したり、血管の機能を若く保つといった、アンチエイジングに直結する効果もあります。細切れでもいいので、1日に20〜30分間は歩くようにしましょう」(青木先生)
<ナイトトレーニング>
-成長ホルモンの分泌を高めるには寝る前の筋トレが効率的!
若い頃の筋肉量や骨密度をキープする目的なら、筋肉痛になるくらいの強度の運動を、週に2回行うのが目安。「朝でも夜でも、できるタイミングで続けることが一番ですが、効率を図るなら、寝る前にトレーニングを。〝2段ロケット〞のように成長ホルモンを分泌できます(下のグラフ参照)」(上符先生)
ちなみに、精神的な疲れを癒すにも、筋トレは効果を発揮する。「パワートレーニングで筋肉を1度壊すことで、修復のための成長ホルモンが分泌されて、体がリフレッシュされます。適度な肉体的ストレスは、精神的ストレスを解消する効果があります」(上符先生)
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