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Vol.21 ふたつの夢をかなえた女 |
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| 京王線に乗ってると見える、渾身の手作りの店構え。 |
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| プレオープン時、お花を差し入れに行きました。撮影は「21時からの美的めし」カメラマン・吉田篤史さん。山内さんとは仕事仲間兼お店スタッフ(笑)。相当な働き手として頑張っていました! |
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| 鏡は、ヘア&メークアップアーティスト、山本浩未さんからのオープン祝い。 |
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| 使用する小麦粉で食感が違う、ニューヨークベーグルと和ベーグルが並びます。 |
2008年4月4日、世田谷・上北沢の駅近くに“Kepobagels”というベーグル屋さんがオープンしました。店主は“ケポ”こと山内優希子さん。ふたつめの夢は、ごく最近かなったのでした。
初めて山内さんのことを知ったのは8年くらい前でしょうか。CanCamでアジア通信という連載を立ち上げたのがきっかけです。香港、ソウル、そして台北。山内さんは当時台北で出版関係の仕事をしていました。連載のコーディネーター兼ライターとして、台北のページをおまかせしていたのです。出してほしいネタ、書いてほしいディテール、タイミング、どれも絶妙で、安心してまかせておける…なかなかいない優秀な人だったんです。
若いのにとてもしっかりしていて、かなり年上の私にも話を合わせてくれる彼女とは、プライベートでも仲良しになりました。台北に遊びに行くたびに、いろいろ案内してくれて。そう、美的.comで「西の国通信」を連載している名原さんとも、初めて会ったのは台北。山内さんの紹介でした。
そんな彼女(滞在3年で中国語もペラペラに!)が帰国するというときも、「やったー! 安心できるライターさんが一人増える!」と喜んでいたのに、以前勤めていたレタスクラブに復帰するとのことでした。残念だけどしょうがない。他社の人ではあるけれど、会社も近いし、家も当時は隣の駅だったし、年の差を感じず“仲良し”でした。
秘境の旅も2回。1度めはベトナムから雲南省へ陸路越え。初めて国境を歩いて渡りました。2度めは南インドを西から東へ。ケララ州でアーユルヴェーダ・ステイした後、コーチン、マドラスへと。なんと「TSUNAMI」災害に遭遇、インドのどこへ行ったんだ?と、知り合いに心配をかけた、思い出深い旅。
レタスクラブで「初めてビューティ担当するんです」って張り切っていた彼女は、山本浩未さんに連載をお願いしました。それをまとめたのが、大ヒット作『基本のメイク』(レタスクラブMOOK)。書店にディスプレイしてもらおうと手書きのポップを持ち込んだり、書評をお願いする丁寧なお手紙を書いたりと、浩未さんいわく「こんなに熱心にやってくれた編集者は初めて!」というモーレツぶり。だからこそ、読者に支持されたんですよね。本当にあっぱれ!
ところが、単行本を手掛けたことで、「編集者として足跡を残す」という夢はかなってしまったとか。彼女はもうひとつの夢、パン屋さんになることに邁進したのです。「会社をやめて京都のパン屋で修行する」って聞いたとき、「すごい」としか言いようがなかったもんなぁ。よくパン作り合宿に行ってたのも、趣味だと思っていたのに。さっくり辞めて、修行を始めてしまいました。パンづくり三昧の日々、“浩未さんと宝塚&京都で一緒にご飯”ツアーを何度か決行したの、楽しみにしてくれたんじゃないかな。早起きと力仕事の疲れ、作れるパンが増えていく喜び、うまく作れないふがいなさ…そんな日々を乗り切り、あれよあれよと、ふたつめの夢=パン屋さん、この春かなえてしまったのです。京都に行ってから、まだ3年たってないよ〜。すごいすごい!
上北沢の桜の季節にプレオープンしたお店にお邪魔したとき、いただいた和ベーグル。以前と比べて格段とおいしく、創意工夫にあふれていました。ちゃんと職人だよ! そして、まっとうで美味しいものを作る喜びにあふれているよ! 夢はかなったわけじゃない、まだ途中。ただ、周りには、お店づくりに力を貸してくれたたくさんの仲間がいる。素敵な人生だよ、山内くん。幸いお店は大人気だそう。ご近所の皆さん、ごひいきにお願いしますね!
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■ベーグルの詳しい紹介は、HPにて。 Kepobagels (ケポベーグルズ) TEL 03-6424-4859 東京都世田谷区上北沢3-17-8 営業時間 9:00-18:00 定休日 火曜、水曜 http://kepobagels.com |
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