大高博幸の美的.com通信(298) 8月の ベージュ・オン・パレード!
毎月1回、月末に配信中の ベージュ・カラー・ニュース。今月は秋の新色シーズンの開幕で、今年は特にベージュ~ブラウンメークのラッシュです。中でも圧巻は、ブランド誕生以来、ベージュカラーに独自のこだわりを示して来た ルナソルの『ショコラ』シリーズ。全品を最初に見た時には、思わず「うわっ、凄い!」と声を上げてしまったほど。その他、いずれもが要チェックですが、個人的には、SHISEIDOのクリームアイカラー & キッカの新リップスティック & オルビスのリップペンシルに感動しました。
では いつものように、発売日の早い順から、サクサクッとレポートして行きますね。なお、価格は全て税抜表示です。
P.S. 画像の色は、各ブランドのデータの関係で、赤 or 青 or 黄みに寄って見える場合が多々あります。正確な色は、現品でのチェックを お願いいたします。
資生堂インターナショナル SHISEIDO シマリング クリーム アイカラー BE728、BR329、BR731 ¥3,000 (8.1 発売)
おなじみ、ソリッドクリームアイカラーの追加新色(全5色。月刊『美的』9月号の連載ページにも紹介あり)。
薄絹をまとったような透明感と共に、洗練された発色と上品なツヤを実現。二重の線で固まらず、美しい仕上がりが長時間持続する優秀品。指 or ナイロン系のアプリケーターで使用する。
BE728は、グレイを帯びた、クレイのようなソフトベージュ。
BR329は、リッチで温かみのある、イエロー寄りのオーカーベージュ。
BR731は、フォックスの毛皮を想わせる、深いジンジャーブラウン。
ポール & ジョー ボーテ チーク カラー (リフィル) 001 ¥2,000 (8.1 限定発売)
人気のチークカラー、初の限定色(全3種。『美的』9月号の連載ページに、002の紹介あり)。
001 〝シナモンロースト〟は、ベージュゴールド × ピンクブラウンベージュの組み合わせ。発色は ジェントル & ウォーム。
別売りのコンパクト(¥1,000)に収めて使用する。
ポール & ジョー ボーテ リップスティック CS (リフィル) 095 ¥2,000 (8.1 限定発売)
金太郎飴のように、塗っても塗っても猫が顔を出す2トーン口紅(限定全3種。『美的』9月号の連載ページに094の紹介あり)。
095 〝エスプレッソ〟は、ベージュピンク × エスプレッソブラウンの組み合わせ。唇の上でクルクルと回しながら色づける。発色は しっかりしていて、こっくりクリーミィ。
別売りの リップスティック ケース(¥1,000)に収めて使用する。
パルファム ジバンシイ メタリック・リフレクション・パレット ¥7,700 (8.7 限定発売)
メタリックシェード3色 + マットシェード1色(左上)の組み合わせ。
なめらかなテクスチャーで、軽いメークからインテンスな仕上がりまで 調整が簡単。
やゝパープルがかったブラウンベージュのハーモニーが、フェミニンな魅惑を引き立てゝくれる。
エスティ ローダー ピュア カラー エンヴィ リクイッド リップ ポーション 02 ¥3,900 (8.7 発売)
軽やかなテクスチャー、鮮明な発色、グロスのなめらかさ、バームの心地よさを追求した、ハイブリッドな新リップカラー(限定1色を含め、全12色)。
02は、ヌーディなナチュラルベージュ。その他、限定色の01もヌードベージュ系。
リンメル プロボカリプス リップカラー 110、700 ¥1,600 (8.7 発売)
鮮明な発色 × ウルトラシャイニーな仕上がりでいて、本当に全くというほど落ちない新リップカラー(全8色)。
リキッドルージュ塗布後、1分間待ってから ツヤコートを重ねるコトにより、2次付着しにくい厚い被膜を形成。食べても飲んでも、キスしても落ちにくい、驚きの処方。しかも、乾燥感や負担感は ないに等しい。
110は、少女風の甘いピンクベージュ。
700は、肌なじみの良いナチュラルベージュ。
エレガンス ミシック ルージュ リュクス 03、06 ¥3,800 (8.17 発売)
濃厚な発色と深みのあるツヤで 高評価を得ている口紅の 追加新色(限定2色を含め、全8色)。
03は、シルバーパール配合の優美なソフトベージュ。
06は、ゴールドパール配合のシックなミディアム~ダークベージュ。
エレガンス ヌーヴェル アイズ 17 ¥5,500 (8.17 発売)
定評のあるアイカラーパレットの追加新色(全2種)。
17は、スモーキーカラーとハイライトカラーのシックなコントラスト、カーキテイストのハーモニー。
他に、モーヴテイストの16もあり。
カネボウ化粧品 キッカ メスメリック リップラインスティック 01 ¥2,800 (8.19 発売)
マットでもグロッシィでもなく、生まれつき美しい少女のような素の唇を演出する〝疑似唇〟メーク。
リップペンシルとも異なる、今までになかった こだわりの新リップメークアイテム(全3色。『美的』9月号の連載ページにも紹介あり)。
01は、ほのかにピンクの血色を帯びたメローベージュ。
愛用のリップカラーやペンシルと併用しても かまわないが、コレのみで 美的な心地良さを 一度は必ず体感すべき。
同時発売の ニュアンスカラーリッド 03、ミスティック パウダーアイシャドウ 10も 要チェック。
シャネル レ キャトル オンブル 254 ¥6,900 (8.21 発売)
シャネルならではの、穏やかでリッチな秋のタペストリー。
黄金色のカーキを中心とする4色は、深い森の奥の情景そのもの。
このシリーズ初登場時の4種の中の 〝フェイユ〟という枯葉色のパレットに雰囲気が似ているものの、並べて比較すると、質感も発色も現代的に進化しているコトが よく分かる。
シャネル ルージュ アリュール 162 ¥4,000 (8.21 発売)
説明不要の口紅の秋の新色。
162は、微かにローズを帯びたヌーディベージュで、サテンのニュアンスをも感じさせる。
ランコム メ アンコントルナーブル ドゥ パリジェンヌ ¥9,000 (8.21 限定発売)
アイブロー + アイシャドウ + ハイライター + クリームチークカラー + アプリケーターをセットした、レザーノート型のメークアップパレット。大型のミラー付きで、形も作りも しっかりしている。
クリームチークカラーは、微かに青みを秘めたピンクベージュ。
ランコム ラプソリュ ルージュ バーム 205 ¥4,000 (8.21 限定発売)
シアータイプの、ソフトに色づくリップカラーバーム。
205は、ローズウッドのニュアンスを帯びたピンクベージュ。デリケートな黄み感が貴重。
ランコムでは、これらの他に、〝イプノ パレット〟(¥6,600)という5色組みのパウダーシャドウ 2種を、7月17日より発売中。2種ともベージュを中心に、それぞれ ブルー or パープルが 華やかな彩りを添えている。
ローラ メルシエ リップパルフェ クリーミィカラーバーム アマレットスワール、ピンクグレープフルーツ ¥3,000 (8.21 発売)
スウィーツを想わせるジューシィな新リップカラー(全10色)。
テクスチャーはクリーミィソフト。ひと塗りで濡れたようなツヤを与え、ふっくらとした唇に。
カバー力は やゝ高めで、バームの心地良さとツヤ感のバランスが保たれている。
〝アマレットスワール〟は、明るめのベアベージュ。
〝ピンクグレープフルーツ〟は、ミディアムトーンのウォームピンクベージュ。
カネボウ化粧品 ルナソル セレクション・ドゥ・ショコラアイズ 01、02、03 ¥5,000 (8.21 発売)
ビタースウィートショコラの世界をテーマとした ルナソルの秋のメークは、9品目 28品種というグランドコレクション。
まずは 4色組みのシャドウパレットから御紹介。
はっきりとした奥深い発色 + なめらかにトロけるような質感 + マットタイプでいて美容成分配合によるツヤやかな仕上がり…。厳選された素材と独自の製法に加えて、開発担当者の感性によるコーディネーションが素晴らしい。
全3種のいずれもがニュアンスフルで、ダークシェードも重くならず、シアーに伸び広がる。
カネボウ化粧品 ルナソル カラーリングクリーミィチークス EX01 (8.21 限定発売)
肌と一体化するクリームタイプの新チークカラー(限定1色を含め、全3色)。
添付の専用スポンジで 肌に置くように のせると、透けるように発色。しっとりとなじみながら、表面はサラリとした感触に。
EX01は、都会的に洗練された、ソフトなショコラベージュ。
カネボウ化粧品 ルナソル フルグラマーリップス 35、36、EX05 ¥3,000 (限定色を含め、8.21 発売)
おなじみの口紅の秋の新色(限定2色を含め、全6色)。
ソフトなピンクベージュから モカやカカオ色まで、ショコラトーンの色揃え。限定の2色(EXナンバー)は、ビタースウィートな香り付き。
カネボウ化粧品 ルナソル メルティショコラリップス EX01、EX02、EX03 ¥2,800 (8.21 限定発売)
温めたショコラのような濃密なツヤ、ビタースウィートな香り付き、全3色の限定リクイドリップカラー。
ミルクショコラ、ショコラブラウン、ローズショコラのバリエーションは、単色使いしても 愛用の口紅に重ねづけしても◎。
カネボウ化粧品 ルナソル ネイルフィニッシュN 11、12、EX38 ¥1,500 (限定色を含め、8.21 発売)
ミルキーベージュ~ココアブラウンに至るグラデーションが、大人の秋を感じさせるネイルエナメル(限定2色を含め、全5色)。
写真の他に、よりダークな グレイッシュブラウン & ビターブラウンがスタンバイ。
コーセー プレディア ライナー in アイシャドウ S-7 ¥2,800 (8.21 限定発売)
〝簡単3ステップ・ナビ〟の透明フィルム(内蔵)に従って、上段のハリツヤベース、中段のスキンクリアカラー、下段のシャドウライナーの順で使えば、ナチュラルでいて クッキリとしたビックアイに。
S-7は、優しい印象のセピアベージュ~ブラウンのセット。
オルビス リップペンシル ナチュラルベージュ ホルダー付 ¥1,100、リフィル ¥820 (8.22 発売)
硬すぎず軟らかすぎず、安定感のある使い心地の新リップペンシル(全3色)。
〝ナチュラルベージュ〟は、明るすぎず濃すぎず、日本人の黄色系の肌色にジャストフィット。
唇全体を彩ると、自然かつスタイリッシュな雰囲気に。
オルビス ルージュC スイートシナモン ¥1,800 (8.22 発売)
昨年デビューした 〝うるおいルージュ〟の追加新色(全3色)。
〝スイートシナモン〟は、ゴールドパールを ひとふりしたという スパイシーなシナモンベージュ。
コンシーラー的効果で、唇のくすみもカバーしてくれる。
レブロン ウルトラ HD リップ ラッカー 555、570 ¥1,300 (8.28 発売)
鮮やかな色とツヤ。一般的なグロスよりも軽く、しっとりとした使い心地の新リップカラー。
香りは、ホイップバニラ × クリーミィマンゴーのミックス風味。
555は、ゴールドのラメが輝く華やかなピーチベージュ。
570は、シャイニーでいてスモーキーなニュアンスのヌードベージュ。
今月は以上。
9月の ベージュ・オン・パレードは、8月25日頃に配信の予定です。では!
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ビューティ エキスパート 大高 博幸 1948年生まれ。24歳の時、日本人として初めて、パリコレでメークを担当。『美的』本誌では創刊以来の連載「今月のおすすめ:大高博幸さんが選ぶベストバイ」を執筆。 ■大高博幸の美的.com通信 https://www.biteki.com/article_category/ohtaka/ |
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。