「キレイな髪」の作り方 【スタイリング編】
シャンプーからトリートメント、アフターバスケアまで美髪を育てるパーフェクトな洗い方の全プロセスをわかりやすくご紹介します!
Step2「スタイリング」
ドライヤーで乾かすときからスタイリングは始まっている
髪を乾かすのが面倒でぬれたまま寝てしまう…なんて言語道断。ぬれた状態の髪はキューティクルが開いているので傷つき放題、内部成分も流出し放題。ドライヤーの熱が悪そうだからと自然乾燥も頭皮環境を悪化させるもとです。「髪のためにはぬれたまま放置せず、アフターバスケアを終えたらすぐ乾かすことが重要。毛先から乾かすとオーバードライになるので、必ず頭皮中心に乾かして。頭皮全体が乾く頃には髪もほぼ乾いているはず。乾かしながらまとめるテクを使うとヘアスタイルが決まりやすくなります。ただ乾かすのではなくドライヤーはスタイリングの始まりと心得て」(朝日さん)
教えてくれたのは…
『air』プロデューサー
朝日光輝さん
抜群のセンスと技術で、モデルやタレントから引っ張りだこのトップヘア&メークアップアーティスト。
スタイル作りの第1歩 乾かし方
1 根元に風を入れて頭皮を乾かす
髪に指を差し込み根元にドライヤーの温風をたっぷり入れて頭皮をしっかり乾かす。手が髪に触れるのは最小限にしてダメージ防止を。
2 根元を立ち上げボリュームアップ
生え際やトップなどボリュームを出したい部分は根元の髪を上に引っ張りながら、下から上へ根元から温風を当てます。
3 斜め下45度でボリュームダウン
髪のくせを伸ばしボリュームダウンして、なめらかするんと整えたい部分は、斜め上から45度の角度で下に向けて温風を当てて。ツヤも出ます。
4 毛束をねじって温風を当てる
頭皮全体が乾いたら、ほぼ毛先も乾いているはず。毛束を作り、ねじって毛先中心に温風を当てると、ぼさっとした髪をまとめてくれる効果が。
5 親指で毛先を上からなでる
親指の腹を使って、毛先少し上から毛先までを上から下に向かってなで下ろします。うろこ状のキューティクルが整って、ツヤが増します。
6 緩くねじって冷風を当てる
ラストに緩くねじって冷風を当てます。温風で柔らかくなった髪に冷風を当てて常温に戻すことで、まとまった形をキープできます。
2015年6月号P126、127掲載
撮影/齋藤裕也(t-cube/人物)、松本拓也(静物) ヘア&メーク/朝日光輝(timeless) スタイリスト/伊藤ゆみ モデル/ATSUKO イラスト/片塩広子 デザイン/GRACE.inc 構成/中尾のぞみ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。