スキンケアニュース
2010.1.20

情報伝達物質&紫外線から肌を守り抜く! 花王 美白&日中エイジングケア研究発表会

2010年春シーズン発売の、花王の新製品が一斉に紹介される大発表会。メインは、スキンケアに関する花王の最新研究についてのレクチャーです。
新製品開発のカギとなる難しい理論や技術を、わかりやすく説明してくれる花王の発表会スタイルは、毎シーズン興味津々。今回は大きなトピックスがふたつ、ありました。

まずひとつめは、新しい美白技術。
花王で長年研究を続けているのが、肌内部で「メラニンを作れ!」「メラノサイトを増やせ!」と指令を送る“情報伝達物質”。
カモミラETやシラカバ抽出液など、“情報伝達物質”を抑制する数々の成分を配合してきた花王の美白アイテムに、今回、新成分“キキョウ根抽出液”が加わります。

新発売になるのは、2010年2月23日発売「ソフィーナ 薬用ホワイトニング」シリーズ。“情報伝達物質”へのアプローチ方法は成分ごとに異なるので、新成分が発見されても従来の成分もそのまま配合。主力成分が“変わる”のではなく“増える”から、新製品が出る度に確実にパワーアップしていると断言できますね!

全顔用美容液、部分用スティック、スペシャルケア用マスクのラインアップで、点で目立つ濃いシミから霧状に広がる細かいシミまで幅広く対応。以前、花王の美白シリーズを取材させてもらったときに、「約半分の愛用者が美容液とスティックを併用している」と伺ったことがあり、その信頼度は相当高いと思われます。

そして、ふたつめは紫外線ブロックの技術。
地表へ到達する紫外線にはUV-AとUV-Bの2種類あり、主にシワやたるみの原因となるのはUV-Aであることはよく知られていますよね。でもこのUV-Aの中でも特に波長が長く、肌の深層部まで届く“UV-A1”と呼ばれる領域が、これまでの技術ではカットするのが難しいとされていました(たとえPA+++であっても!)。

そこで新たに開発されたのが、深層部ダメージUVバリア技術“ADVAN”(anti-damaging uv-A network)。メーカー出身の私にとって興味深かったのは、この新技術がグループ会社であるカネボウ化粧品との共同開発であること。

従来よりも薄く透明な板状のUV防御粉体を花王が開発し、カネボウ化粧品のもつ表面加工技術を採用。白く残らない透明感と高いUVカット効果、そしてなめらかにのび快適な使い心地を兼ね備える…いいことずくめです!
国産ブランドとしてなじみ深い2メーカーの得意分野を集結した期待の新製品は、2010年3月23日発売のソフィーナ ボーテ デイプロテクター。写真のチューブタイプはデイリー用で、肌タイプ別に4種類。ほかにボトルタイプの長時間外出用も2種類あります。

このほか、『オーブ』や『プリマヴィスタ』、『リーゼ』、『セグレタ』、『ビオレ』など、花王を代表するブランドの春の新製品も一堂にお披露目され、会場は終始にぎわっていました。今から暖かくなるのが楽しみです!

<商品情報>
ソフィーナ 薬用ホワイトニング
美白エッセンス
(22g ¥5,250/50g ¥10,500)
集中美白スティック(2.7g ¥4,725/3.7g ¥6,300)
美白マスク(6セット入 ¥3,150)
(以上、すべて医薬部外品)2010年2月23日発売

ソフィーナ ボーテ デイプロテクター
SPF24 PA+++/全4種(32g ¥2,940/価格は編集部調べ)
SPF50+ PA+++/全2種(32ml ¥2,940/価格は編集部調べ)

■花王ソフィーナ http://www.sofina.co.jp/

取材日:2009年12月9日(水)
場所/マンダリンオリエンタル東京(日本橋)

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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